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2002/02/14 - Thu ハイパーオリンピックに燃える!!

オリンピックの季節ですね。昔と違って最近オリンピックの宣伝やったりだとか、テレビを必死に売り込むだとか、 民放でひっきりなしに様子を流すとかなくなってずいぶんと寂しいじゃないですか。なんかいつのまにかオリンピック 開会式やってるし。BSの影響ですかね?ウチにゃアンテナあるけど、つなげてないんでBS写らんですよ。なので しかたないからNHK総合でビデオ撮ってみてます。

この時期になると思い出しますね、こういったらもうこれしかない「ハイパーオリンピック」。はじめて聞いた人 なんかいちゃったりしますかね?これを知らないとは日本人として恥ずかしゅう限りです。そんなアナタのために 今日は詳しく解説します。読み終わるころにはアナタもハイパーオリンピッカーになることうけあい。

まずハイパーオリンピックとはどういうものかというとこからやりましょう。これね、俺なんかが(昭和51年生まれ) 小学校3年生とか4年生あたりに出たファミコンのゲーム。ゲームウォッチみたいのでも確かあった。そして確か俺、 持ってた、なぜか。んでこいつはもうスゴイんですよ。コントローラでポチポチやるんじゃなくて、ボタンが2個しか ない専用コントローラでやる。ボタンは2種類。RUNとJUMP。なんと簡単、なんと単純!そしてこのRUNをシャキシャキ 連射することによって、プレーヤー(つまり、あんた)がデケデケ走るです。早くシャキシャキ押せば、その分早く パッパカ走るというわけ。んで、オリンピックなのでとにかく早く走ればレコードが出るわけですよ、1位になるですよ。 ファミコンのときは金メダルとかそういうのはない。とにかく敵対するおともだちやコンピュータに勝つこと、これ一筋。 と、このようなものがハイパーオリンピックであると。

時代は流れ、平成10年代になった昨今ですが、進化したハイパーオリンピックもそのいでたちを変え、このようなものになったと。 これ、プレステ2ね。名前がなんかオリンピック2000とかになってるんだけど、ようはハイパーオリンピックなわけです。昔は 100Mダッシュ・110Mハードル・幅跳び・槍投げの4つしかなかったんだけど、今いろんなのがあります。棒高跳びとか水泳とか とにかく飽きることを知らないというヤツです。おともだちを家に招き、さぁ戦いなさい、もめなさい、という事なんですな。

もうここまで読んだだけで、「なにやら凄そうだ」「なにやらただ事ではないゲームだ」等、やりたくてウズウズ していることでしょう。さっさと買ってきなさい。類似品としてナンタラアスリートだとかなんたらスポーツだとか あるので間違って買わないこと。まぁ間違ってそっちかってもやることはボタンの連打なので。これから教える「 ハイパーオリンピックに正しく燃えるにはレッスン」を応用できるので。まあ安心して先を読みましょう。

さて、ゲーム開始。あなたも熱気ムラムラですけど、となりで構えているおともだちも負けてはいません。これは オリンピックですから、勝たなかったら意味ないのです。勝ちなさい。しかし、勝つためにはこれから先生が いういくつかのお約束を守らなければなりません。プレステのコントローラを眺めてみましょう。こんなボタン、 連打できるわけないじゃんというナイスなデザインですね。両手でにぎにぎするととてもシックリします。 長く持っても疲れないようなデザインなことでしょう。でもハイパーオリンピックでそんな悠長なことは いってられません。これからあなたがするのはスポーツです、スポーツ!とても連打向きではないですが、 早くガシガシしないととなりのおともだちに負けます。そこでまず構え方。写真のように、利き腕とは違うほうの手で このようにガッツシつかみましょう。あなたの利き手がものすごい勢いでボタンを押してもコントローラが ズレちゃわないようにつかむのです。普段とは大分趣の違う持ち方ですけど、イイのこれで。

また、これからあなたが挑む競技は100Mダッシュだけにはとどまりません。はねるのもあるんです。 はねるためには、ガッツシ握ってる方にある方向ボタンを使いますので、このように応用を利かせて 人差し指が自由につかえるようにならないと困ります。連打に夢中になっているとつい忘れがちな ジャンプですが、これを忘れると悲惨。ハードルだと、あなたはハードルに蹴つまずきながらゴール ラインを超え、走り幅跳びに至っては、そのまま砂場を走り抜けるという、なんともみっともない オリンピックになります。そんな選手はいませんので、ちゃんとはねましょう。

さあスタートです。おともだちがすごい勢いで連打します。あなたも連打します。かといって、写真のように こんなアホ面して両手でコントローラを持っているようでは困ります。こんなカッコウでは、ものすごい 勢いでボタンを押すことはできませんし、すなわちそれはプレーヤー(つまり、あんた)がテッテケ 走らないことを意味します。何度もいいますがこれはオリンピック。コンマ1秒でも早く行くのが目的。 となりのおともだちがすごい剣幕になっていくのを見ていれば、必然的に下の写真のようにうつぶせで構えるのが 正しいと気づくはずです。

しかし何回かやって わかると思いますが、このように白熱すればするほど顔は厳しくなり、あげくには画面をつらい表情で見上げ ながら、歯を食いしばり限界への挑戦とばかりにボタンをこする自分に気づくはず。しかし、これは まさしく「正しいハイパーオリンピック」の図なのです。我々の同世代では特にオトコノコは一度は 通る道、スポーツの厳しさ、勝つことの厳しさ、そして数字の厳しさを思い知るのです。

そして、そのうちに非常に指が痛くなってきます。腕も必要以上に動かさなければならず、腕もつかれてきちゃう。 ふと爪をみると、ああ!!われちゃった!くろくなっちゃった!これぞまさしく「ハイパーオリンピック現象」。あなたは 3回か4回ダッシュをした時点でこのように髪の毛はしゃくりあがり、やっぱりしかめ面をして手を眺め、チッと投げやりな 舌打ちを放ちます。が、これができればハイパーオリンピッカー入門編は卒業です。


舌打ちのあと、あなたの脳裏にこんなことが浮かび上がります。「指が痛いなぁ、もっと早くシャカシャカ やりたいけど早くするともっと指が痛くなるし・・・」そうです、猿人類は、エサを取るために自分の拳を 開いたり閉じたりしてモノをつかむことを覚え、そして木の枝になる実を、棒を使って落とすことを覚えました。 あなたも同類です。ここで学習しましょう。指が痛くなったら指の変わりにボタンを押してくれるものがあれば ステキではないですか?そうです、これがハイパーオリンピックの基本。当時はボタンが大きかったため、主に 身近にあるガチャガチャのカプセルやビーダマが愛用されました。無論これらを使用しても構いません。しかし、 プレステのコントローラーは非常に小さく、またヒットさせねばならぬボタンはさらにちっこい。こんなところを デカイものでこすりつけるのもまた難しい。そこで、先生が推奨する「指の変わりになるパーツ」としては、 このようなものです。

■ ハイパーオリンピックにふさわしいパーツの例

・100円ライター
・100円硬貨
・お塩のビン

また、初心者がよく選びがちなパーツも紹介します。なんでもこすりつければよいというものではありません。 このようなパーツはハイパーオリンピックにふさわしくないパーツです。注意しましょう。

■ ハイパーオリンピックにふさわしくないパーツの例

・カッター・・・激しい動きをするため危険
・モアイ像・・・壊れては困るものを使わない
・ガルーダ等、わけのわからない置物・・・目的を見失わないこと

 

ここまでくれば、あとはひたすらやりこむのみ!となりのおともだちに抜かれたら、次は抜き返す。 ひたすら連打!もう1回でも多く腕を往復するのみ。そこで最後に先生からのヒントをいくつか。上の写真 のライターを例にとり、どうしたら効率よくボタンをこすれるかについて考えてみましょう。

このように矢印に沿ってあなたの腕が往復運動をする場合、コントローラに向かうパーツの向きが 腕の動きに対して直角になるようなポジションを保ちましょう。こうすることであなたの腕が早く 動けば動くほど、それをダイレクトにボタンに投入することができます。

また、上級者になりますと、このように鉛筆でイタズラ書きをするような運動に加えて、腕の 動きでボタンをヒットすることも可能になります。このとき、ボタンに向かうパーツの向きと、 それをささえる人差し指の交わる場所にボタンの中心が来るべきですし、動かす方向とパーツの なす角が 127.45 度を保つようなポジションが望ましいでしょう。

このように、さまざまな試行錯誤を繰り返し、最後の最後の目標はワールドレコード樹立。これ最強。 この瞬間、このやり遂げた達成感を味わうがため、何度も何度も同じ競技をやりなおし、ただひたすらに ボタンをこする。あーだのうーだのいいながら、時にはおともだちに「おまえきたねぇぞ!」と悪態を 投げつけるのも結構!終盤戦になると、身の回りのあらゆる使用可能・効果覿面と思われる品々はすべて ハイパーオリンピックのために使用され、このように「気合の入った」姿勢・格好で競技に挑む姿も決して まれな事ではありません。


おともだちとの競技に疲れ果て「そろそろやめようか・・・」の一言がでたら、これまでの競技分の 記録用紙を締め、清算して解散しましょう。おともだちに帰宅を促す前、コップ一杯の水等を与えると おともだちは喜んで飲んでくれます。あなたも試してみましょう。また、「今日手持ちがない」「明日払う」 「次まで待って」「わすれないよ」という言葉には十分注意しましょう。それらが守られることは決して ありません。ハイパーオリンピックはスポーツです。是非スポーツ精神をかかげ、その日の債権はその日に 回収することが大事です。


さ、次はあなたの番。次の週末は、是非ハイパーオリンピックで燃え上がってくださいまし。



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