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| 2004/10/25 Mon | 「あ・い・うー」を研究しる |
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10/19で書いた日記「おかあさんといっしょ」で早速BBSでコメントを頂戴した。新体操「あ・い・うー」の歌詞がヘンだと。どれどれと調べてみると確かにヘン。これはもう科学するしかない。 今日はこれをご紹介します。まずはざっと全体を流し読みしてください。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ▼『あ・い・うー』 ・作詞 日暮真三 ・作曲 渋谷毅 A からだ からだ からだ からだ からだ からだ からだ からだ からだ からだ だ・か・ら からだからだからだ だ・か・ら からだからだからだ だ・か・ら からだからだからだ だ・か・ら からだ からだ B ねこのように柔軟 にゃーお にゃーお リスのように敏捷 さんささんさささささ 鳥のようにバランス すーいすーいすーい そっくりそっくりそっくりそっくり 友達だもんね C あ・い・う・え・おー! 慌てたアヒルが あ あ! いたずらイルカが い い! ウサギが転んで う う! 園長先生 え え! 怒ったオオカミ お お! いろんな顔で あ・い・う あ・い・うー あ・い・う・え・お D まままま ささささ ぱぱぱぱ ちちちち みーんなみーんな見て見てみーんなみーんな見て見て こんなに大きくなっちゃった こんなに自由になっちゃった E クジラになりたいラッコ ラッコになりたいコ・ア・ラ コアラになりたいライオン ライオンになりたい女の子 女の子になりたい男の子 F いいないいな なれたらいいな いいないいな なれたらいいな みんな一緒に みんな一緒に あ・い・うー! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 うーん。どうでしょう、この歌詞。 あまりに突っ込みどころが多くて逆に手がつかない。どうしたもんか。 是非この歌詞を見ながらこの先を読み進めていただきたいのでコレをクリックしていただきたい。別窓で歌詞がでる。実に俺は気の利く男だな。 → 歌詞を別窓で表示 最初A部のからだからだ・・・云々はこれはまぁイイです。前回のぞうさんのあくびも、ひっきりなしに「手足手足手足」ゆうてましたから。Aメロの最後に「徹底的にて・あ・しー!」とも歌ってるのでまぁいいたいことはわかる。ものすごく「手足」なんだなと。同じように「体」なんでしょう。 次のB。まぁこれもヨシとしましょう。ただし見逃せない一語があります。「敏捷」。この歌詞を読んでいて「あれ?これなんて読むの?」と疑問に思った大人の皆さんもいるかもしれん。これは「びんしょう」と読みます。 てかね、大人でさえもハテナ?な単語を幼児向けの歌詞に入れ込む日暮真三のセンスに脱帽。キッズ向けの歌の神様、伊藤アキラ先生ならこんなことは絶対にしない。 ついでにいえば、B部なんだけどね、 ・柔軟なネコ ・敏捷なリス ・バランスな鳥 がどうそっくりなのか、お兄さんにはまるでわかりません(´・ω・`) 続いてC部。「あいうえお」のつく単語を歌に盛り込んで、おいおまいら日本語って楽しいぞと訴求する部分です。大事ですね。 給料以上の働きをしようという懸命な英語教師のいるそこそこの高等学校、または競争率が公募割れしないような普通な大学やその他の英語関連の教育施設で、きちんと英語の授業を聞いてた教養的な皆様におかれては、これが「アリタレーション」であることがご理解いただけると思います。英語の文化では、ラップなんかでお馴染みの「脚韻」とともに広く使われる技法です。 押韻には2種類あり、まぁラップだの英語の歌詞等でよく気づくケツにあるパターンを「ライム」といい、日本語では「脚韻」といいます。 例えば、映画レオンのエンディング、Sting の歌う Shapre Of My Heart を例に「脚韻」とは何ぞやということを下に示します。もちろんこれだけにあらず、英語の歌詞や詩においては押韻を必ずするという暗黙の了解があります。それぞれ★と☆が別々のセットです。このように1・2・4 または 2・4 とか 1・3 とか行飛ばしをして同じ音をケツに持ってきます。 He deals the cards as a meditation And those he plays never ★suspect He doesn't play for the money he wins He doesn't play for ★respect He deals the cards to find the answer The sacred geometry of ☆chance The hidden loaw of a probable outcome The numbers lead a ☆dance これに対して単語の頭に同じ音がある押韻を「アリタレーション」といい、日本語では「頭韻」といいます。商品名やキャラクター等で多く使われます。 ミッキーマウス(Mickey Mouse) ミニーマウス (Minnie Mouse) ドナルドダック(Donald Duck) 俺の日記はまったくタメになりますね!! で、話しが戻ってさっきのC部ではこんな感じでした。 ・慌てたアヒル が あ ・いたずらイルカが い ・ウサギが転んで う ・園長先生 え ・怒ったオオカミ お つまりアリタレーションをやっているのです。ところが、今のレッスンをきちんと読んだマジメなおまいらは一つおかしいところがあると気づいたはずです。 『園長先生 え』 アリタレーションになってないです(笑) なぜ、なぜ園長だけは仲間ハズレ?! でこのC部の最後は「いろんな顔で あ・い・う あ・い・うー あ・い・う・え・お」という結びになっています。なるほど、それでなんだか妙な羅列になっていたんだな。どんな顔か分析します。 ・アヒル → あわてた顔 ・イルカ → いじわるな顔 ・ウサギ → 痛そうな顔 ・オオカミ → 怒った顔 これはいくらスカポンタンなおまいらでもわかりますよね?じゃ「え」は?園長先生はどんな顔すりゃええねん!と。完全に歌詞の設計ミスです、これは。NHKはどうしてこの歌をリリースする前にこの重大なミスをチェックできなかったのか。これだからお役所仕事は・・・っていわれるんだよ。 次、D部。ここはもうなんつーか、どう突っ込めばいいかわからん。あ、そうって感じで。 さてE部ですが、歌のクライマックスといえます。同時に突っ込みもここでクライマックス。これまでの不可思議な歌詞における「負のエネルギー」をレンズで集約させてぶっ放したような歌詞といえます。 E部はしりとり形式に動物を羅列していくんですが、ライオンのあたりからアレアレ?という気分になります。 これはね、読んでみるとおかしいなと思うんだけど、初めてこれを番組で聞いてると歌詞はでませんから、聴いてる途中で「ん?」「え?」という妙な感触がアナタを襲うことになるのです。 動物は ・クジラ(水生哺乳類) ↓ ・ラッコ(水生哺乳類) ↓ ・コアラ(陸生草食哺乳類) ↓ ・ライオン(陸生肉食哺乳類) と続いていきまして、これらの動物が「哺乳類」で共通していることがわかります。さらに水生から陸生へと、ダーウィンの進化論の時系列にも一致。すげえ!と感動していたら、次は女の子。 ・女の子(陸生哺乳類でも霊長類) ↓ ・男の子(陸生哺乳類でも霊長類) なんでしょう。なぜなんでしょう。いやね、別にいいのよ、これがただの哺乳類のグループならね。けどね、E部は「〜になりたいナントカ」という文章なのよ!\(`Д´)/ うーん。どうでしょう。なんなんでしょう。強いもん順なんでしょうか、弱いもん順なんでしょうか。おまいらもこのEをよく考えてほしい。 どうも強くなりたいワケじゃあなさそう。だって、 「コアラになりたいライオン」 ライオンといえばサバンナの王ですぜ?今までガオーーってシマウマだのを襲って肉にかぶりついてたのが、ボケーっと木にしがみついてハッパ食ってるバカになりたいと。 かといって弱くなりたいというわけでもない。 「ライオンになりたい女の子」 なぜ?!襲いたいから?なんで今更ライオンに?で最後は、 「女の子になりたい男の子」 女の子になったらライオンになりたくなっちゃうんです、アナタわ!!残念!!ということで、この男の子は「女」じゃなくて「ライオン」になりたいがために、一度女の子を経由してると解釈できます。 ・・・ ん? んなこといったら全部上まで続いてるのか。ということは男の子は 【女の子になってライオンになりたくなるコアラになりたくなるラッコになりたくなるクジラ】になりたい。 こういうことです。 つまりE部は要するに「遠回りにクジラなりたい男の子」の1行で説明可能。なんだ、ムダじゃん、ここ。押韻にもなってないし。 でFで歌は感極まり「いいな」を連呼し、みんな一緒に「あ・い・うー!」と発して終了します。 結論が 「クジラになりたい男の子」 ではなんか、うーん、切なくね? というわけですね、今回の「あ・い・うー」は失敗作だと思う、先生は。ぞうさんのあくびのように14年間も使われる名作にはなりえないのではないかと。 やっぱね、こういう歌は伊藤アキラ先生に書かせるのが一番なんだっていうことです。 | |
| 2004/10/19 Tue | おかあさんといっしょ |
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今日は風邪でダウン。家で寝ながら株をみて、やりかけのお仕事をちょっとやったりしてました。 また台風きましたね。大学のお友達「かおりちゃん」が前回の21号で唯一勝ち組みになった「こま」と正反対に、この23号で一人、沖縄で足止めを食らったという笑える事態になったようです。日曜日あれだけ晴れてたのに、関東。てかね、どいつもこいつもこんな夏も過ぎた中途半端な時期になんで沖縄にいくのか。その旅行センスのなさにまったく脱帽です。 で、今ね、テレビのチャンネルをぐるぐるしてましてまったく面白い番組がないと。しょうがないから「おかあさんといっしょ」を見ましたよ。数あるチャンネルの中でこれが一番まともそうだったと。まったく平日のこの時間ってどうしょうもない番組ばっかなんだな、主婦が飽き飽きすることが容易に伺える。 あたしゃね、ビックリしましたよ。NHKでやってる「おかあさんといっしょ」これ、俺が子供のころからもやってるのでつまり「誰でも知ってる」と思われる番組なワケですが、これだけ科学が発達してもこの番組は変わらない。このスタイルを守る執念というのはすばらしいと思います。 ▼俺がガキのころとまったく変わってないもの ・【かぶりもの人形】による劇がある ・【ハミガキ上手かな】または【パジャマでおじゃま】がある ・【人形劇→ガキといっしょに歌→録画の歌→パジャマ or ハミガキ →変なマンガとか人形とか→歌→体操→行進】という番組進行 ・【歌のおねえさん・歌のお兄さん・ヨガのねえちゃん・体操のにいちゃん】という4人進行制 てかね、つまりまったく変わってないのよ。俺の現役時代のかぶりものは、ブンブンっていう変なあらいぐまの奴と(これは幼稚園入る前くらいか)、その次が じゃじゃまる・ピッコロ・ポロリ で、まぁこのかぶりものが変わったのと、お兄さん・お姉さんが代わったくらいで、やってることはまったく同じなわけです。 イイですか、俺が現役時代というはつまり1970年台後半周辺でそれからまもなく30年がたとうとしていて、それでほとんど変わらないっつーのはすごいことですよ。NHKがいかにこの番組に本気かうかがえます。 科学は驚くほど進化したのに、かぶりもの・紙芝居・棒つきぬいぐるみ といった実に手作り感あふれるアナログな手段で、また一切CGを使わない絵による素材を使って、番組内でより多くの子供たちにチクリと知識を植付けようとするこのスタイルには頭が下がる思いであります。 しかしね、大人になったボクちゃんは、このスタイルをずっと続けているのには何かワケがあるのかもと。NHKならではの何か独特なノウハウがあるのだろうかと。そんな風に思うのです。 まず、4人進行制について考えてみましょう。この番組に出てくる人間ヅラのままでてくる人物は、以下の4人です。昔も今も変わらずコレ。 * 歌のおねえさん・・・いわば番組の看板 * 歌のおにいさん・・・必ず歌のおねえさんとツガイで行動 * ヨガのおねえさん・・・番組中盤で子供1人とサシで登場し妙な踊りを踊る * 体操のおにいさん・・・番組最後でガキをまとわり元気に踊る 歌のおねえさんと歌のおにいさんを必ずツガイにすることで、おそらく子供たちに、この地球上にはオスとメスがいていっしょにいることはすばらしいことを暗黙のうちに刷り込ませようというプランに違いない。 よくわからないのがヨガのお姉さんなんだが、俺の子供のころはすげえ怖い曲だった。インドの本格的なそれをさらに怖くしたような奴で、俺はあれが嫌いだった。マジおっかねえ曲なんだよ。それにあわせてヨガのような奴を踊るんだが、これも昔と変わらず必ずヨガのお姉さんと子供が一人、つまりタイマンな形でやる。どんな根拠かはまるでわからん。けど今日やってたのも曲こそ違えど同じだったので、なにか教育的ノウハウがあるんだろう。 ちなみに、ヨガのおねえさんと体操のお兄さんがツガイで登場することはない。出るときは歌のツガイと4人で歌って踊る程度。今日もこの2名がツガイで登場するシーンはなかったし、昔もそんなシーンの記憶がない。これも相当なポリシーがあるに違いない。いったいなぜなんだ。 で、最後に体操のおにいさんが登場するわけで、お子様が一番この瞬間を楽しみにしていると思われるいわばクライマックス的な時間が到来する。 真中に体操のお兄さんを配置し、その周りにガキを20〜30名まとわりつかせ、お兄さんが歌いながらガキといっしょに踊るというもの。このスタイルもまったく変わらん。 ちなみに、ここでお兄さんと我が子を一緒に躍らせるために、ものすごい倍率を潜り抜ける必要があるらしい。私の上司は、2年間葉書を毎月出しつづけやっとこ今年の夏前に我が子をここで躍らせたとのこと。全社のメーリングリストに流したくらいなので、、当選時の達成感・優越感のすごさは容易に想像がつく。うちもこれにならって1歳を越えたあたりから葉書を出す必要がありそうだ。 で、この体操なんだけどね、これはすごいよ。 うちらが現役のときは記憶があやふやだが「コケコッコ体操」で、そのあと以降ずーーーっと「ぞうさんのあくび」ってやつだった。歌いだしは「て!って!っててってって!てーっててて てててて てってって!あし!あし!あしあしあしあしあしっあっし!」 でね、今は「あいうー」がどうのこうのって奴だったんだけど、これさ、今しらべたけどね・・・ 「コケコッコ体操」1980/4〜1981/3 「ぞうさんのあくび」1982/4〜1996/3 「あ・い・うー」 1996/4〜今 ぞうさんのあくび、すげええええええええ!!なげえ!14年だぜ、14年(笑) 1982年といえば、ちょうど掛け算九九を学校で習い始める年、1996年とは俺が大学に入って1年が経過した年。こんなにスクスクと俺が育ってる間、ずっとぞうさんのあくびで「てあし!てあしてあし!!」なんてやってたんですよ、この番組はヽ(`Д´#)ノ で、まぁこの最後の体操が終わりに差し掛かると、ヨガのおねえと歌のツガイ、そしてかぶりものが画面フレーム両脇からノコノコでてきて、音楽が変化。バイバイまたね的な行進曲にあわせて、ガキが右回りあるいは左回りで、ツガイや着ぐるみが手でつくるゲートをくぐって歩くというシーンに変わる。 そして体操のおにいさんがおしまい!のような鶴の一声を発すると、締めの歌へと続き、最後に天井から風船がふってきて番組終了となる。 いやぁなんだか面白かったよ。「かわんねーなー」なんて思いながら眺めてるのは。このスタイルをこれからも続けてほしいですね。大人が「俺が子供のときもそうだったな」なんて思いながら見れる番組なんて他にあるとしたらアタック25くらいじゃねーか? 誰かこのNHKの頑固なスタイルを科学できる人いない?なんでこのスタイルにこだわるのかと。ものすげえ計算と心理学に基づいてたりするのかな。 | |
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