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| LESSON 4 | 正しい小室式作詞法 |
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ずいぶん古いネタだけど、先生は大のTMNファンなので。小室の歌詞を眺める事がよくある。そして面白い法則に気付く。よって今日は、「音楽特殊概論 - 小室式基本的作詞法」の授業を行う。ここは一つ真剣に学習していただき、ライヴァルに差をつけられないようにとくと学習すべし。現代音楽を語る上でも有効な糧になるので、各自ノートを取りながら講義を受けるのが望ましい。
---決まり文句系--- ■「リズム達」「踊り出す」 超基本。TMN時代からの得意文句です。TRFでもよく出てきます。リズム自体がすでに踊ってるものなので、 わざわざ「リズム達が踊りだす」といわなくてもええがな、と思うんですけどね。これ一発で「あ、小室だ」 とわかるオールマイティー語。 ■「WOW WOW WOW」 こいつはいくらなんでも後発小室ファンも気づいてるでしょう、「ウォウ ウォウ」は決して今に始まった文句じゃありません。デビューの頃から使ってるパターンです。とにかく、「ウォウ うぉう ウォウ!」とうなるのがポイント。どこでも出現することが可能な初級者でも安心のアイテムです。しかし、単発では決して使用しません、最低3発が基本の単位です。そしてフレーズの最後は「ウオーーーーーーぉ」と伸ばします。多い場合、永遠にWOW WOWもあり得ますからね、フェードアウトにもつかえちゃう。カラオケ時、作詞時には、歌い手の肺活量等に気を配り、「生かさず殺さずの WOW 量」を計算するのが大切です。 C.F. 同様に「イエイ イエイ イエイ イエイ」 や 「ララララ」もあります。 ■ 中学3年間で学習する英単語の羅列 彼の歌に英語が入らない作品のほうがまれなんです。英単語を万が一にでも入れ忘れた日にゃ、なんとかして木根さん風の曲調に作り変えないといけません。したがって小室路線で行くなら必ず英単語を入れるのが賢明な選択です。一個の歌詞に最低3語は入れましょう。 C.F.→小室文型参照 ■「ドア」 この方は非常にドアが好きな人です。閉まってようと、開いてようと、開かないものであろうと、ドアであればなんでも結構。ただし、彼のドアには形容詞はなかなか付帯しません。文節を改めて言葉による修飾を行います。初心者は形容詞等で修飾しがちですが、これは得策とはいえません。 ■「ノックする」「ノックした」 これも非常に目立つ表現です。たいてい「ドア」と「ノック」を複合させて使用します。とりあえずドアはすべてノックして間違いありません。きっと日常生活もそうなんでしょう。用心深いんですね。 ■「EXIT」「出口」 TMN時代から若手女性歌手売り飛ばし時代までバランスよく発見できる単語です。この単語の扱いは少々難しいのです。彼の出口ならびにEXITは、「見えない」ソレであったり、見えてるけど出られないソレであったりします。色々な修飾で色々な出口を作るのも楽しいですね。 ■「地球」「惑星」「宇宙」 初期作品群を聞いてみましょう、このころは「青い惑星」「地球」「大地」はTMNのテーマになっているが如く非常に顕著に発見できます。そうですね、このころは、歌詞も曲もいいものを作りつづけていたのです。我々の年代と、それより上の年代にTMNファンが多く存在するのも頷けるのです。よき時代の小室を表現したければ、これらの単語を歌詞の中に一つポンといれればOK。小さくてもピリリと辛い、そんなシソの実のようなステキなアイテムです。 ■「月」「ピアノ」 これは主にTMNの木根さんのテーマです。彼はホントにやさしい歌詞を書きますよ。今でも十分通用します。けどなぜか売れない・・・可哀想なんですよ。木根さんはTMN時代「月はピアノに誘われて」というすばらしい曲を作ってます。 ---小室文型--- ここからが難関です、いわば本番!初心者はここで、トイレ休憩、お茶、服薬、深呼吸、準備体操、カンタンな性交等をほどこすとよいでしょう。あまり激しい運動はしないでください、読むのにおっくうになられては何がなにやらわからぬ。 ■ [ 英文+日本語 英文+日本語 英文+日本語 ] の反復 この場合の「英文」は反復中すべて同じ文句が使用されます。同じ英文に対して、日本語だけ変化していきます。一般アーチストにも多いですが、小室氏はこれが異常に多いです。そのくせ韻を踏んでいないとか、荒削りなところがちょっとお茶目。なので「英語の詩だから押韻しなくちゃ」等の気回しはしなくて結構。適当な英語はさんで繰り返してください。 ■「〜だね」「〜ね」 かなーりイヤらしいです。TMN時代から見られる特徴ですが、あの頃は歌詞に違和感なかった。TMN解散後各種プロデュースを手がけるようになり、激しさが増しました。共通点はサビの最後で「〜だね」「〜ね」を使用します。さらにこの人がイヤらしいのは、これを句単位で連続使用する点です。文型化して比較してみましょう。単位が「句」と「連」ではそのイヤらしさに大きな違いができます。いくら小室チックにしようと思ったからといてこの「連」で使うのは控えましょう。小室に似せる以前にまずは「聞くに耐える」ことが前提ですから。 (句で使用) [ 〜 ] [ 〜 ] [ 〜 ] [ 〜だね ] [ 〜 ] [ 〜 ] [ 〜 ] [ 〜だね ] (連で使用) [〜ね 〜ね 〜だね ] [〜だね 〜だね 〜ね] ■ 「〜ない」「〜じゃない」「〜からじゃない」の完全否定文 これは、近年のプロデュースモノ系に多く見られます。アムロとかの曲を聴けば一目瞭然、アムロにとどまらず様々な若手歌手をプロデュースする際、またはユニット系のまとめ売りセール系にも多く見られます。とにかく否定しまくり。聞いてると直接「こうだ!」といったほうが早いんじゃないかと思うんですけど・・・これは「否定だけするからアンタがそこから肯定を見出してくれよ」というテストなんでしょうか?そうそう、この文型を見ると、論理問題集を思い出しますね、「AはBじゃない」「BはCじゃない」「CはAじゃない」・・・と続いて、結局結論は?と問われるあの類の問題です。歌は知能テストじゃありませぬ。 さらに発展し「〜だね」「〜ね」と同様に、この完全否定も過激な親展をみせることがあります。なんとこれを連発し、ホントに知能テストの問題級に仕立て上げたケースも発見されています。近代系小室歌詞を作る時には必ず否定を入れることを先生は推奨します。連続で使うとさらに小室チック、英語だと『KOMELY(こむりー)』なモノになるでしょう。 ■どうして・ああして・それからどうして構文 これはTMN時代にはまったく見られませんが、近代になって出現した新しい小室の切り札と思われる技法です。最近のプロデュースモノ系には、高い頻度で出てくる構文ですからシッカリ覚えましょう。「どうして・ああして・それからどうして構文」までで 1語ですよ!先生が名づけました。この名前を勝手に無断使用しないように。 C1998 MASA ALL RIGHT RESERVED / PAT105521553 / TM / JIS / JAS 全部登録票つけときゃ大丈夫でしょ。 今、『あれ?JALは?』と思った人いるでしょ。それは「日本航空」ですね。 この構文は数種のバリエーションがあります。一個一個文型化して説明しますのでアタマに叩きこんでください。 文型表では「〜して」という動詞になってますが、形容詞のパターンもあります。要領は一緒なので、ここには「動詞」または「形容詞」が入ると覚えてOKです。二種類御座います。「あーして、こうしてー、んでもって そーして」と完全に順接で展開するパターン、「あーして、こうしてー、そー して、でも結局は どーして」 と 今までの羅列はなんやったんじゃい!と、逆点カウンターパンチをくらったようなパターンもあります。よく聞いてないと、結局ナニが言いたいのか見落としがちになるので、熟練するまで油断は大敵です。さらに複雑を極めた種類も発見されています。下をご覧下さい。 ■ 仮定法・否定+仮定法 [〜だったら〜かもしれない][〜じゃないかもしれない] これ、最強。TMN時代にはなかったんですが、近年のプロデュースモノで発見されるようになりました。もはや日本人の優秀な言語能力を超えた、次世代表現ともいえましょう。注目すべきは「どうして・ああして・それからどうして 構文」と同じく、よく聞いてよく捕らえないと何が言いたいのかサッパリわからなくなる点です。しかし、その点においてはこちらのほうが勝っています。 特徴は、句の頭で仮定法ですが、これを使用するときとしないときとあります。しかし、連の最後では「じゃないかもしれない」とか「かもしれない」等で、言いたいことをウヤムヤにします。さらに極まると「〜じゃないなんてこと いえない かもしれない」と、日本語の表現をふんだんに織り交ぜ聞く人間を翻弄します。もはや、「何が言いたいの、アンタは?」というよりも「日本語ってこんな表現もできるのね」という言語学の世界に踏み込んでしまった思いすらします。 決して初心者はマネをしてはいけませんが、上級者がどうしてもこの構文を歌詞に入れなくてはならないとき、以下の要領で行うと、コムリーになります。 まず句の始めで否定します→だったら・したら等の仮定法の利用→適度に否定を重ねます→ 飽き足りない時は、間接話法化してしまいます(「〜〜〜なんていったこと」「〜〜〜なんてセリフ」)→ 加える時は、だったら・したら で文字数を稼ぎましょう→締めくくりはもうイッパツ間接話法にします→最後は推定・推測文化してできあがり 先生の作品例:「切なくなんかないなんて言葉 みんなが信じるとしたら 本当の愛なんてどこにも見つからないかもしれないなんてセリフ 誰も信用できなくなるかもしれない」 この構文を含んだ歌を海外に輸出するとき英訳するとしたら、はたしてどのような表現を使えばよいのでしょう?もちろん直接話法ではムリ、日本語でさえもこのザマですから英語でシンプルにまとまるワケがない。ダブルコーテーションの嵐はあたりまえ、IFとTHATで複文にしたり、関係代名詞が続く節もいっぱーい、さらに接続詞・関係代名詞は省略したりしなかったりして、とてもとても米英人が絶えられる文にはならないことは明らかそうなんてこといえないかもしれない・・・なんてね(笑) ■ 英文にて [ 助動詞 + 主語 + 動詞原形 (+目的語)(+補語)?] 一見難しそうに見えますがよくみてください、どっかで見覚えないですか?そうですね、これただの疑問文です。ただし注目すべきは、文頭が助動詞である点です。彼、あまり W・H で始まる疑問詞を使った疑問文を使わない傾向があります。これがナニを意味するか。その前にちょっと英文法のお勉強をしましょう。 助動詞を使う疑問文は、YES/NOで答えられる文章です。つまり、「新婚さんいらっしゃーい」でもらえるあのYES/NOマクラでも回答が可能なのです。子供の頃、あれが何を意味する枕なのか検討もつきませんでしたが、わたしゃお茶の間のテレビに向かって「あの枕欲しい」と叫んでしまった事を、今更ながらに後悔してます。そんな小室文型をどうかアナタも覚えてください。下にこの疑問文の回答例を示します。 [ YES, 主語+助詞 ] (例: YES, I DO) [ NO, 主語+助詞+NOT ] (例; NO, I DON'T) 使用されている実例は、かのミリオンセラー、ちょっとワケありの女の子がこれをカラオケで歌ったら、涙なくして聞けないというあの名曲です。 CAN YOU CELEBLATE ? CAN YOU KISS ME TONIGHT ? 賢明な皆様はもうおわかりですね、答えは [ YES. I CAN !/ NO, I CAN NOT !] です。ちなみに、W・Hではじまる疑問文は YES、NOでは答えられません。ここから何が導き出せるかというと、小室は『モノゴトにはYESかNOかしかねぇんだ!』という 「ワリきりタイプ」系人格者、「江戸っ子タイプ」系人格者と判断できるでしょう。なんと、歌から心理・人格までバレる。音楽って偉大ですね。しかし、これをちょっとワケありな女の子がカラオケで歌い始めたからといっていきなり「NO I CAN NOT!」なんてチャチャを入れてはいけません。どうなるかは、想像がつきますね。大人ってのは余計な揉め事を作らないのが正しい生き方なのです。 というわけで、ちょっとニ・三個のつもりが大きな講義になっちゃいました。二個目あたりからホンキになっちゃってねぇ・・この文書くのに1時間まわってます。参考になりましたか?この講義を活かし、ナウなコムリーパースンを目指してくださいね。 [補足] 吉本に入るという全くして理解不能、意味不明な行動に先生はいささかドギモを抜かれました。今は2002年の夏です、この文章にちょっと手を入れてるんですが、最近見ないですなあ・・・TMNが復活するという噂もあります。中学校の同級生、同じくTMN大ファン菊池くんの情報です。ちなみに、TMNのよさを先生に力説してTMN信者にしたのは紛れもないこの菊池くんです。「きくちゃん」と呼ぶと喜ぶので、MMARSの生徒のみなさんは、「TMNのきくちゃん」と呼ぶようにしましょう。適当に横浜周辺を歩きながら「TMNのきくちゃんはおらんかね〜」と叫んでいれば「はい、はーい!」と返事をしてくれるかもしれません。先生はその後は一切感知しないので、その後はTMNのきくちゃんと頑張って下さい。 |
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